経営者は孤独だけど

経営者は孤独です。

 

経営状況が上手くいっていてもそうでなくても基本的には孤独な存在です。
経営者は24時間(それ以上に)会社の経営状況、従業員の働き方や生活を考え続けます。休みだなどありません。

視線を靄のかかった足元と靄の中に薄っすらと見える理想を交互に確認します。そして、競合やサポーターの確認をするために周囲を見渡します。会社に忍び寄るリスクを減らしながら応援してくれる人たちを大切にして前に進んでいくのです。

しかし、先見の明を持ってしても従業員や周囲の心は充分に理解できず、そして理解されることもなくプレッシャーに押しつぶされないように日々を過ごしている。

それが経営者の日常です。

お判りいただけただろうか?

 

経営者の日常は辛いのである。

 

 

こんな現実を目の当たりした日には「よし!俺、社長になる!」なんて言えなくなりますよね。

「え、そんなに辛いならやめようかな」っと思ったあなた。正解です。この程度でそう思うならば起業なんてお止めなさい。
起業はキラキラしたSNSの写真のそれとは全然違うのです。キラキラ起業(←今年の流行語大賞狙うか!)なんて続かないのです。

 

実際、それはもう起業後には笑えるくらい辛い日々が結構あります。正直、パソコンの前で頭を抱えながら「今月の売上げがマジでやばい…」っという状況は経営者の中では経験済みではないでしょうか?

 

 

さて、ここから先は「いや、その現状を知ってもそれでも私は起業する!起業する理由があるのだ!」と思う方は是非先へお進みください。

(やめようかな〜っと思う方も気になるようでしたら是非、読んでみてください(実は読んで欲しい…))

 

起業にはいろんなジレンマがあります。

事業計画書通りには行かない事業。

応援すると言っていた友人との別れ。

怪しい自分人物との出会い。

連携パートナーとの突然の別れ。

こんなことはザラです。

メンタルが相当タフであることは求められます。

 

経営者は、この世の中のある程度のネガティブな出来事を経験していると考えられます。

 

それでも経営者はなぜ頑張れるのでしょうか?

経営者それぞれに答えはありますが、基本的には「解決したい課題があるから」です。

ひとつの事業は必ず誰かの課題を解決しています。

 

例えば、ここ、スタートアップガレージでは無料で使えるコワーキングスペースを提供しコーディネーターが【起業したい人】や【新規事業を始めたい人】の課題を解決するサポート事業を展開しています。つまり創業支援事業です。起業の成功率を高めてその事業により地域の課題を解決し地域経済の活性化を促しています。

 

 

経営者(経営に関わる者)はネガティブな出来事を経験してもタフに前に進める原動力は、課題を解決することの喜びを知っているからです。

課題を解決して相手の喜ぶ顔を観ながらその報酬を受け取る経験はネガティブな出来事を吹き飛ばすほどポジティブな力があります。

 

できれば苦労したくないことは誰しも同じですが、苦労した分だけその得られる価値の重さと喜びは格別の報酬です。

起業の現実は地味でキツいです。
キツい状況では、本来の自分がありのままに姿を現し情けなくなる時もあります。それでも格別の報酬を手にするために孤独でも頑張るのです。

 

キラキラ起業はありませんが、起業にはキラキラした喜びはあるのです。

お後がよろしいようで。

 

 

 

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