場所を探す者、畑を耕す者、水を撒く者、収穫する者、売りに行く者〜最終話。それをどうやってプロモーションするのか、どうやって売るのか〜
いよいよ収穫し売りに行く時が来た。
これまで様々なトラブルを乗り越え大切に育ててきた分、この瞬間は感慨深いものがある。っと浸っている時間はない。
そもそも、この時点で赤字なのだ。
どれだけ大切に育てて来ても売れなければ全て水の泡になってしまう。いや、綺麗に消えてなくなるわけじゃない。赤字と作った産物だけが残るのだ。
これまで市場の調査をして必要とされているコンテンツやサービスを作り上げた後、どのように市場に伝え、売っていくのかが重要になる。当然のことだが、ビジネスの最大の課題は集客と営業だ。
どのように伝えるのか?
どのように売るのか?
この二つの課題に対して明確な答えを出さなければビジネスは淘汰されていく。
- 作った野菜が珍しい野菜なのか、それとも日常的に消費される野菜なのか。
- 高級料亭が必要としているのか、それとも一般家庭で必要なのか。
- その野菜が手に入る場所(卸す場所)はどこがいいのか?
などなど、検討する必要がある。
既にお気付きの方も多いと思うがこれまで伝えてきた話はサプライチェーンの話だ。
今回の話は最後の最後、エンドユーザー(顧客)に対してどのように売るかを考え結果を出さなければならない。
「良い物を作っていれば勝手に売れる!」という方は流石に令和の時代には存在しないだろう。
結果が全てである
これはいつも言うことだが、結果が全てなのだ。
どんなに良いものを作っても、どんなに良い広告を打ち出しても売れなければそれは必要とされていないという結果なのだ。
マーケティングの最終領域は営業をしなくても売れる環境を作ることだが、その領域にそう簡単にたどり着けるほどビジネスは楽でも平坦でもない。
どのビジネスも早朝の深い霧の中を進むような希望と不安を手探りで進んで行くようなものなのだ。
兎にも角にも結果を出さなければ資金はショートして会社も潰れてしまう。
正しい道もゴールにたどり着かなければ正しさは成立しない。それが、時代の流れを先取りしたとしても時代を読めていないマーケティング力の無さを痛感するだけなのだ。
経験はいつか活かされるだろうが、明日を生きるためには結果が必要なのだ。
どれだけ洗練されたコンテンツやサービスだとしても、鋭く切れるマーケティング力だとしてもエンドユーザーに届かない軟弱な営業力では死の谷は乗り越えることはできない。
誰しも売れない野菜を持って立ち尽くしたくはないだろう?
答えは一つではない
考えよう答えはある。という言葉はビジネスにおいて金言だ。
今、悩んでいるあなたの頭の中では一つの答えがあるだろう。だけど、それで答えが出ないこともある。そんな時、様々な角度から考えるのだ。考えて、考えて、考え抜くのだ。この努力や苦労を軽んじたり避けてはいけない。
そして、あなたの考えていることだけに固執してはいけない。もっと広く、様々な分野から結果の出し方を学ぶ必要がある。
みんな必死なのだ。必死に営業を考えて届けたい人に自分で作ったモノを届けようとしている。
ビジネスモデルによって営業方法は異なるが、その答えは営業をやってきた人にしかわからない。ある人が営業は誰にでもできると言ったが、私はそんなことはないだろうっと思う。
営業は忌み嫌われることが多く、営業先では相手にもされない。皆さんも経験があるだろう。営業の電話好き?
どんなに断れられても、相手にされなくても鋼のメンタルで販路を作り上げていく姿は会社の救世主なのだ。
最後に伝えたいこと
これまで伝えてきた【場所を探す者、畑を耕す者、水を撒く者、収穫する者、売りに行く者】の話は、創業時は全て創業者、または創業メンバーが実践する必要がある。
私は場所を決める人、収穫する人っと役割分担ができるのは売り上げが上がり、会社としての成長期にある時点でやることだ。実際には創業時から全てのことを全てできるジェネラリストが求められる。
もし、創業時に苦手でどれか一つでもやらないとっとなるとその事業は市場に出ることはないのだ。
みんな生き残り、成長するために必死なのだ。
そんな中、必死にならずに小手先のテクニックを学び汗をかくことを嫌がっていては残念な結果を引くことになる。
場所を探せ
畑を耕せ
水を撒け
収穫して売りに行け
これらを必死に何度も何度も成功するまで挑戦するのだ。
株式会社 琉球ストラテジー 代表取締役
主な活動分野はウェルネスビジネス。健康、働き方、スポーツに関わる仕事をしています。
理学療法士、トレーナーの仕事の他、起業や新規事業のアドバイザーをしています。マーケティングとブランディングが好きで戦略思考でビジネスをサポートしています。
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