場所を探す者、畑を耕す者、水を撒く者、収穫する者、売りに行く者〜育てることの難しさ〜

ビジネスは畑仕事に似ていると私は考えている。

作物育てる場所を決め、土を作り、作物を育てて収束する。そして、その出来た作物を売りに行くのだ。

特にスタートしたばかりの起業には、創業メンバーがこの全てを行うまたは理解していなければいけない。どれか一つだけやるというのは創業時期には適していない。

 

水を撒く者の使命

今回は水を撒く者の話だ。
誰もが畑や花壇に水を撒いたことがあるだろう。作物を育てるのに水は欠かすことができない。多くの作物は水を与え栄養を与えなければ十分に育つことができない。私は幼いころ学校の授業で野菜を育てていたが、肥料や水を与え小まめに雑草を抜き、しっかりと管理しなければ野菜が育たないことを学んだ。

ビジネスにおいても同じことが言える。
自分のビジネスアイディアやキッカケをサービスやコンテンツにどのように育てていく過程と似ているのだ。種をそのまま土の中に植えても十分に育たないことと同じで、ビジネスの種も育ていかなければ市場に出せるものにまで育たないのである。

水を撒く者の使命はただ水を撒くだけの役割ではない。水を撒くと同時に栄養は足りているか?雑草は生えてないか?陽は十分に届いているか?などその環境すべてに目配り気配りをして環境を整えている。

ビジネスでもビジネスを育てている状況で取り巻く環境をしっかり見極めていく必要がある。ビジネスではそれがマーケティングのことになるが、マーケティング力を身につけ市場の分析や競合の分析などを行いつつ、自身のビジネスを育てていく必要がある。

そうでなければいつまでも土の中で種は眠り続けている。この泥臭い仕事こそがビジネスのポイントだと私は考えている。

 

全てを完璧にしても失敗はする

結論から先に述べるが、どれだけ全て完璧にやったこれで大丈夫だ!っと手応えを持っていたとしてもそれは間違った認識である。

失敗するものは失敗する。

ここでメンタルが崩れてないで欲しい。どれだけ頑張ってもこんなモノなのだ。肝心なのは【何度でも挑戦できる環境を作ること】だ。

作物も一定数で失敗する。全てが完璧に出来上がり収穫できるというのはとても稀なことなのだ。

作物とビジネスの違うところはビジネスの方が失敗する機会が多いというところだ。できるだけその失敗を少なくしようと考えるのであれば、スケールを小さくしてどんどん挑戦できる環境を作るようにするのだ。畑でも大きな規模で一つの作物を作るのか、小さな規模や期間に分けて作物を作るのか。あなたならどちらを選ぶだろうか?資源は有限なのでマネジメントが重要なのは言うまでもない。

重要なのは何度でも挑戦する環境を作ることだ。失敗ありきで考えるのではなく、失敗を恐れない環境を作り気持ち良く水を撒くのだ。

作物もビジネスも育てるのは難しい。その分、収穫の時期が楽しく待ち遠しくなる。

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