長編ドキュメンタリー! スポーツ関連書籍のご紹介 ~ビブリオトーク!おすすめ書籍ミニプレゼン会
6月20日19時から「ビブリオトーク!おすすめ書籍ミニプレゼン会」開催いたします! 今月のテーマは「スポーツ」。ファシリテーター湊本氏よりスポーツ関連のおすすめ書籍をご紹介いただきました。
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 増田俊也 著
701ページ、しかも二段組構成の熱い厚い本!日本柔道界史上最強の男と言われる木村政彦が日本プロレスの父力道山になぜ負けたのかを追う長編ドキュメンタリー本。
今は無き格闘技雑誌「ゴング格闘技」の連載時から、熟読してました。(格闘技の試合結果を掲載する雑誌なのに、この連載が先頭カラーで掲載されている号もありクレージーでした…)
柔道経験者の著者は13年連続日本一の天才柔道家木村政彦が、ショーであるプロレスの力道山に負けた事が信じられない。真剣勝負なら絶対負けないはず、プライドの高い木村なら八百長試合!?とは言え、なぜあんな無残な負け方をしたのか…。
木村政彦の出生から破天荒かつ数奇な人生を追いながら、著者はだんだん迷っていく。もしかしたら本当に木村は力道山に負けたのでは、調べれば調べる程木村不利の情報が出でくる。「私は迷っている。ここから先、何をどう書いたらいいのかと」「フェイク(八百長)の舞台で倒れたことを悔やむ木村をフェイクの文章で守ったとして、木村は本当に喜ぶのか」
戦後日本のアンダーグラウンド史から、現代のグレーシー柔術や世界的総合格闘技団体UFCまで繋がる壮大な物語。一晩では到底読みきれない読書ウルトラマラソンを是非、体験してみてください!
おすすめ書籍ミニプレゼン会は毎月テーマを変えながら開催しています。また、6月6日は「東三河どすごい人プレゼン」を開催予定です! どちらもプレゼンターはもちろんご見学のみの方も大歓迎です。3分間のプレゼンで伝えきる経験、普段は出会わないような方々との交流のきっかけに。皆さんのご参加を心よりお待ちしております!