この1年を忘れるのではなく、振り返るのだ。

今年、巷では忘年会スルーが人気のようです。

wikipedia先生によりますと

忘年会(ぼうねんかい)とは年末に催される宴会の事である。一般的には、その年の苦労を忘れるために執り行われる宴会について言う。宗教的意味付けや、特定行事様式の無い日本の風俗の一種である。

引用:wikipediab忘年会より

っとあります。

「1年間頑張ってきて苦労もあったが、まぁそれは忘れて良い年だったね」っと楽しく呑み明かす会。それが忘年会。

 

いや、その苦労を忘れるな。今、振り返る時なのだ。

みんな、忘年会で忘れたい辛い経験や苦い思い出はあるだろう。美味しい酒と美味しい鍋を囲みながらそれらを忘れたい。

しかし、だ。

ここで辛い経験や苦い思い出を忘れていいものだろうか?特に経営者は今年の辛い経験や苦い思い出を忘れてはいけない。
年の瀬に「今年は、良い年だったな」っと良い部分だけに意識を集中させて落ち着いてはいけない。まだ、落ち着くのは早い。振り返りをしていないのに落ち着くのは愚者のすることだ。

 

今、1年が終わろうとしている。そして、新しい1年の始まる。
その時に苦労を忘れた者は、何が変わって何を準備しているのだろうか?喉元を過ぎればーではない。同じことは再び繰り返す可能性を残しているのだ。

成長する者にとって、辛い経験や苦い思い出、苦労したことは成長する種であり、価値あるものの1つだ。

それを忘れ去るだけの不要なものだと考えてはいけない。
思い出すのが辛いからと蓋をしてはいけない。

新しい1年のスタートダッシュはその種から生まれるのだ。

 

上手くいった事を成長させ、苦労した事を上手くいくように作り上げるだけで事業の両輪が動きだす。上手くいったことの一輪だけでどこまで遠くに行けるだろうか?みんな、それが簡単でないことは理解できるはずだ。

 

苦労したことの原因を突き止めると今度はトラブルが起きにくくなる。
詰まる所、経営の苦労は集客と組織マネジメントだ。

トラブルが起きない組織は、余裕から挑戦的戦略を実行しやすく組織も成長する。

少しくらい休んでもいいじゃない?という声が聞こえてきそうだが、それは振り返ってからでもゆっくり休める。

心からゆっくり休むためにも是非とも今日と明日で振り返りをしてはどうだろうか。

 

この1年間、語彙力に欠けるコラムを読んでいただ誠にありがとうございました。
私も振り返りを忘れずに起業や経営に関わることを少しでも面白く判りやすく伝えていきたいと思います。
それでは皆さん良いお年を。

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